ふくしま鉄道合宿モニターツアー


去る2024年11月16日から17日にかけて、弊会の希望者が、福島県の「合宿の里ふくしま復興事業」の一環として行われた、「ふくしま鉄道合宿モニターツアー」に参加しました。

11月16日

▲ツアー参加者は新幹線で福島駅に集合し、そこから貸し切りバスで移動しました。

参加者は、まず協三工業(撮影不可)を見学し、その後曾根田駅に向かいました。

▲曾根田駅では、待合所兼休憩所として福島交通7000系が保存されている「お休み処ナナセン」を見学しました。

▲福島交通の方に乗務員室を開放していただき、参加者はみなこぞって「箱乗り」で記念撮影を行いました。

▲その後、飯坂電車で桜水駅まで移動し、福島交通飯坂線桜水車庫を見学しました。

▲桜水車庫では運転体験を行いました。
福島交通1000系は東急時代と異なり空制一本の電車です。B1が思ったより効かず所定位置に止めるのに苦労しました。

▲参加者は飯坂温泉の「湯乃家」(写真中央)に宿泊しました。料理もおいしく、また飯坂温泉の熱いお湯は11月の寒空に最適でした。
最上階にある露天風呂は、風がよく通り、爽快感があって気持ちよかったです。

11月17日

▲2日目最初は、やながわ希望の森公園で運転されているミニSLに乗車するため、阿武隈急行線で移動しました。

▲このSL「さくら1号」は、1日目に見学した協三工業製で、この公園で1987年から運行されているそうです。
参加者は、西口~東口を一往復しましたが、復路ではあえてSLに乗車せず、線路沿いからSLにカメラを向ける参加者がたくさん。
関東周辺の鉄研が集まっているだけあり、「撮り鉄」の参加者が多くいた、ということでしょうか。

その後は、梁川駅に移動し、入換車両に乗り換えて、阿武隈急行の車両基地見学を行うべく移動しました。

▲8100系の車内です。同車は現在数を減らしており、乗車自体が貴重な経験となりました。

車両基地では、方向幕を変えつつのの撮影会が行われました。
その他、保線車両の見学や、阿武隈急行グッズの販売も行われ、弊会の部員はトートバックやタオルを購入しました。

その後は、福島駅で解散となりました。

参加者の中には、乗変する方も多く、帰路の途中の梁川駅で添乗員の方が「乗変された方は?」と問う場面も見られ、
旅行のプロと、鉄道趣味の人間が心でつながった瞬間であったように思います。弊会の参加者は、その後当初用意されていた新幹線指定券を乗変し、E8系を狙って東京に帰りました。
なお、多くの方は当時休止されようとしていた大沢駅に向かっていたようですね。

今回は、福島交通、阿武隈急行、協三工業、福島県観光物産協会の皆様のご厚意で、モニターツアーとは雖も、
貴重な経験をさせていただけました。この場をもって、お礼を申し上げたいと思います。

最後に

実は、弊会はこれを含めて2024年に3回ほど福島県を訪れています(2024年2月:追いコン@会津若松、2024年7月:新歓旅行@飯坂温泉)。
福島県は、鉄道的にも面白いところが多く、また食べ物も、温泉も最高ですので、皆様もぜひ福島に行きましょう!(せめてもの宣伝です…)


一橋大学鉄道研究会  ikkyotekken@yahoo.co.jp

Last modified:2024/01/25