完乗@越後湯沢


何かしらの同じ属性を共有する交通路線を全て乗り尽くす事を「完乗」、そしてそれを成し遂げる者を「完乗者」と呼びます。最もメジャーなものとしては、全国に2万キロほどあるJRの鉄道路線の完乗が挙げられます。

当会では、代々多くの完乗者を輩出して来ましたが、その度に部員やOBの方々が集い、その偉大なる記録を盛大に祝うのが通例となっています。そして、去る2012年04月28日、当会関係者よりおよそ2年ぶりとなるJR線完乗者が現れました。

ここでは、当日の模様を写真と共に紹介します。


▲現役会員は、完乗者の到着を祝うために先に越後湯沢へ向かいます。と、その前に、完乗者の方が乗車するガーラ湯沢を乗りつぶし。ご存じの通り、ガーラ湯沢はスキー場のために建設された駅であり、基本的に冬季しか営業しません。例年、ゴールデンウィークが最終営業期間です

▲越後湯沢〜ガーラ湯沢は、営業期間、また新幹線(法制上は在来線)でしかアプローチできないというやりにくさからついつい最後の方まで残ってしまう路線のひとつです。完乗者の方も、ガーラ湯沢〜越後湯沢を温存し、越後湯沢から徒歩でガーラ湯沢に移動した後、列車で越後湯沢へ引き返してこられます。

▲ガーラ湯沢駅はこんな感じです。巨大な建物ですが、ホームとスキー場のリフトが直結しており、基本的に駅の外に行かずともスキー場に行けます。JR東日本の底力ですね。ヤッパシンカンセンダッタンジャナイデスカネー

▲筆者はいったんガーラ湯沢に寄ってから、徒歩で越後湯沢へ戻ります。その際、越後線をこのような列車が…。485系改造のジョイフルトレイン、NO・DO・KAのようでした。珍しい車輛が見られると自ずとテンションが上がります。同行者の部長(当時)と昂奮しつつ温泉へ向かいました。

▲このような完乗記念幕が用意され、完乗者をお出迎えします(個人情報保護のため、一部を修正しております)。

▲ガーラ湯沢から、完乗者の方を乗せた列車が滑り込んできます。

▲扉が開き、完乗者の方をお出迎えします。瞬間、静まりかえった越後湯沢駅のホームが、小さな熱気に包まれました。

▲記念撮影を行います。この日のために、20人近い現役会員とOBの皆様が集まって下さいました。これも完乗者の方のご人徳でしょうか。

 

▲小さく「乾杯」の儀が執り行われ、無事「完乗」イベントは終了しました。

▲一仕事終えた完乗者の方。一口にJR2万キロといいますが、日本全国の皆様の最寄り路線を踏破したことになります。偉大な記録です。この後、参列した皆様は高崎の居酒屋で祝宴を開き、終電まで語り明かしたということです。さて、次はどなたが完乗しますやら…

JR駅構内では、他の利用者の皆様にご迷惑がかからないよう、配慮して行動いたしました。当日参加した完乗者のO様、OBの皆様、現役諸兄に御礼申し上げると共に、暖かく見守って下さったJRの皆様に御礼申し上げます。



一橋大学鉄道研究会  ikkyotekken@yahoo.co.jp

Last modified:2013/02/02